ハワイではノンリコースローンを採用しているか
「リコースローン(Recourse)」と「ノンリコースローン(Non Recourse)」について紹介したいと思います。
日本で採用している仕組みではないので、多くの方は聞きなれない言葉だと思います。
リコースローンとは
日本の不動産ローンは「リコースローン」と呼ばれるものを採用しています。
不動産購入後、ローン借り主が支払いができなくなった場合に、担保の不動産の売却が行われ、ローンの返済にあてられます。
しかし売却金額よりもローン残高の方が多い場合には、自己破産しない限りローン借り主は残った額の支払いを引き続き行わなければなりません。
結果としてローン借り主には借金のみが残ります。
ノンリコースローンとは
もし売却金額がローン残高に満たなくても、ローン借り主は差額の返済は求められません。担保を手放してしまえば、それ以上の責任を負わなくてもよいというメリットがあります。
これは融資をする際に単にお金を貸しているのではく、不動産に対して融資をしているという考え方です。
世界の潮流はノンリコースローンのようで、多くの国で採用されています。
ノンリコースローンのデメリット
ローン借り主にとって有利な制度ですが、ローン会社によってはリスクになります。
そのため、金利が上乗せされる、融資に対する審査が厳しくなる等のデメリットもあるようです。
ハワイでノンリコースローンは採用されているか
米国の場合、州によってはノンリコースローンを組むことができません。
ハワイでは投資用の不動産はローン契約書に融資がノンリコースローンであると記載されていない場合が多く、最近はリコースローンが主流になっているようです。