ハワイで買い物をする時に支払うGE Taxについて
GE Taxとは
ハワイにも日本の消費税と同様にGE Taxと呼ばれる一般消費税があります。
GE TaxとはGeneral Excise Taxの略ですが、日本の消費税とは少し違います。
日本の消費税は購入者が負担する税なのに対して、GETは販売者が負担する税です。
税率は?
ハワイのGE Taxとして下記の項目があります。
区分 | 税率 |
---|---|
製造・卸売等に基づく所得(*1) | 0.50% |
保険料に基づく所得 | 0.15% |
上記以外のほとんどの所得 (小売・サービス・建築・利息等) | 4.00% |
ホノルル市郡追加税(*2) (オアフ島内の所得) | 0.50% |
*1 ハワイ州のGE Taxライセンス事業者に卸売りする場合に限る
*2 オアフ島内のビジネスに限り0.5%のホノルル市郡税が加算される。
小売店等は商品やサービスの総価格(本体価格+GE Tax)の4%(オアフ島はプラス0.5%)を上限に消費者に請求できます。
オアフ島は税率が4.5%のはずなのに、4.712%を徴収されている謎
オアフ島の小売店などで商品を購入すると、レシートのGE Tax欄に4.712%の税金が表記されています。
なぜ税率が4.5%なのに4.712%徴収されているのでしょうか。
それは業者が税金を支払って損をしないような仕組みになっているからです。
例えば$100の買い物をすると、そこから4.5%税金が徴収されると売り上げが$95.5に目減りしてしまいます。
そのため、その分の税金を取り戻すために小売額100%に対して税金がかかるように調整した4.712%を徴収しているのです。
例:$100 x 4.5% = $4.5(納税額)
$4.5 ÷ $95.5(手元額) = 0.04712(4.712%)
このような形で、差し引きゼロにして業者が損をしない仕組みになっています。
GE Taxの申告方法
ハワイで不動産事業などの新しいビジネスをする際はBB-1と呼ばれるフォームに必要事項を記入しライセンス取得申請をしなければなりません。
申請方法解説ページ
https://portal.ehawaii.gov/page/help/file-bb1/
申請書
https://labor.hawaii.gov/ui/files/2013/01/bb1packet.pdf
GE Taxの申告サイクル
日本同様に年間の税額により申告サイクルが異なります。
例外はあるようですが、一般的に下記の3タイプに分かれているようです。
- 年間税額$4,000以上は毎月申告
- 年間税額$2,000~$4,000は四半期申告
- 年間税額$2,000以下は半年申告
もし税務申告しなかった場合には無申告加算税として1ヶ月につき納付額の5%、最大5か月分の25%までのペナルティが用意されています。
まとめ
ハワイに住んでない非居住者がハワイ州内で買い物をしても、GE Taxは免税にはなりません。
観光などでもGE Taxを支払う必要があり、日本では消費税8%等、キリのいい数字で慣れているため最初は戸惑ってしまうかもしれませんね。