エージェントじゃなくても閲覧可能!?ハワイの物件の売買履歴を調べる
売買履歴とは?
ハワイでは市場に出回っている物件は全て、MLSに登録されています。 物件が中古物件の場合、これまでどのような動き(売買動向)をしていたのか、気になると思います。
ホノルル不動産協会に所属するエージェントはMLSにて売買履歴を閲覧することができるので、気に入った物件があれば、エージェントに頼んで売買履歴を調査してもらいます。
しかし、個人でも大まかな物件の売買履歴を知ることができます。
今回は調査方法を解説します。
ホノルル市の電子情報サービスを閲覧する
ホノルルの市と郡は、情報の電子化に積極的で、Property Recordsを公開しています。
下記サイトにアクセスし、規約を一読後に「Yes, I accept the above statement.」をクリックします。
ページ一番上の「Search by Site Address」をクリックします。
ページ右側の入力フォームに
- Street Number ・・・ 番地
- Street Name ・・・ ストリート名
- Street Direction ・・・ 位置(方角)
- Unit Information ・・・ 部屋番号
の入力欄がありますので、必要情報を入力します。
大文字、小文字の判定が曖昧なようで、
一軒家の場合は「Street Number」のみ、コンドミニアムの場合は「Street Number」と「Unit Information(#無しで数字のみ)」のみ入力すると、効率的に検索結果にヒットするようです。
検索がヒットすると情報がリスト化して表示されます。
- Parcel Number ・・・ 地番号
- Owner Name ・・・ オーナー名
- Address ・・・ 住所
- GIS Map ・・・ 地図リンク
地番号の箇所のリンクをクリックすると詳細が閲覧できます。
この時点で不動産のオーナー名が閲覧できてしまうのは、ちょっとびっくりですね。
詳細には固定資産に関わる土地評価額や建物評価額を含む情報が表示されます。
ページ中ほどに「Sales Information」があり、この箇所で売買歴を確認できます。
- Sale Date ・・・ 売買日
- Sale Amount ・・・ 額面
- Instrument # ・・・ 証書番号
- Instrument Type ・・・ 証書タイプ
- Instrument Description ・・・ 証書詳細
- Date of Recording ・・・ 登録日
証書タイプが「FEE CONVEYANCE」の場合は所有権の移転を意味し、「LEASE 」の場合は借地権の移転を意味します。
コンドミニアムでは「FEE CONVEYANCE」でも値動きが少額の場合があります。その場合はコンバージョン(借地権の買取)が行われた事が予想されます。
まとめ
ハワイの不動産物件の購入は慣れるまでは相場がわからず、このように売買履歴が閲覧できると、相場感が鍛えられるのではないでしょうか。
私はこれを見はじめてしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。